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「人工知能、ロボット社会」「自動運転の壁」|NTT東日本オンラインセミナー

本日のNTT東日本オンラインセミナーの講師は、
日本科学技術ジャーナリスト会議副会長の室山哲也さん、
MCは蝦名彩香さんでした。

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セミナータイトルは、

  • 【午前】人工知能、ロボット社会にどう向き合うか
  • 【午後】自動運転の壁をどう乗り越えるか

でお届けしました。

午前「人工知能、ロボット社会にどう向き合うか」について

「人類滅亡12のシナリオ」は知っていますか?「文明を脅かす12のリスク」とも訳されておりますが、英国のオックスフォード大学などが発表したレポートで12個のリストの一つに「人工知能」が入っているそうです。気になった方はぜひ検索してみてください。

人工知能とロボットは切り離して考えた方が分かりやすいようで、セミナーではまずロボットについて詳しく説明がありました。さまざまなロボットがありますが、すでに活躍しているのは産業ロボット。産業ロボットの導入数は日本が世界一(2012年調べ)だそうです。

続いて、ヒューマノイド。有名なところでHONDAのアシモですが、こちらは多くの研究者が鉄腕アトムに影響されており、2足歩行で人間と共存することをイメージしているそうです。

そして、テレイグジスタンスロボット。遠隔で自分の分身のように操作できるロボット。介護・医療のほか、人が行けない宇宙空間や原発での作業などで活躍が期待されています。

そのほか、義手などもロボット化が進んでいると室山さん。

 

そして課題は、法整備とも。国内では専門分野の人が集まり、ロボット法学会を開いているそうです。社会のロボットのルールを考えるそうですが、例えばロボットが1体で道路にいた場合は道路交通法が適用されるのか、ロボット義手を壊したら傷害罪、もしくは器物損壊罪なのかなど。問題は山積みのようです。

人工知能はこのロボットを自動に動かすためのプログラムで、いいプログラムであれば人と協調できるでしょうし、悪のプログラムであれば悪さをするかもしれません。結局は人工知能が悪さをするのでなく、開発する人間次第ということなんですね。

 

午後「自動運転の壁をどう乗り越えるか」について

国内では自動運転は、実証実験中。なんと、全国38カ所で行われているそうです。驚きです。また自動運転はレベル5までの段階で定義されているそうで、現在販売されているのはレベル3まで。

条件付き自動運転というそうですが、このレベル3からシステムが運転をしてくれる自動運転になるとのこと。この自動運転の条件というのは、交通量、天候や視界など運転しやすい環境で、緊急時はドライバーが対応するというものだそうです。

自動運転については、都市部や地方ではニーズが異なるそうで、都市部では渋滞や流通に。地方では高齢者の移動、観光対策といったものにそれぞれ活用を考えているようです。

課題は、自動運転の法律的問題や人間が運転する車との混在時の対応など、こちらも多くの課題を抱えているようです。確かに、世の中が一気に自動運転化すればうまくいくのかもしれませんが、いつの時代も車を運転したいと思う人もいるでしょうから、対応方法が気になりますね。

 

今回の室山さんのセミナーはジャーナリストのたち場として、取材した内容や私的な考えも交えて説明いただいてとても楽しく参考になる内容でした。また登壇いただきたい。

 

私が配信担当するNTT東日本オンラインセミナーは以下より申し込めます。

以上、オダギリでした。

 

 

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